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なんでも質問箱 回答編
第1回 「指輪のサイズ直しについて」
| 画 像 | 工 程 | 解 説 |
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指輪のカット | まず指輪のサイズを伸ばすにしても、詰めるにしても、カットしない事には始まりません。そこで、指輪の腕の部分(石入りの指輪の場合、石から一番遠い場所)を「糸のこ」で切断します。この際使用する「糸のこ」の刃は、当店ではドイツ製の一級品を使用しています。 |
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サイズ調節 | サイズを詰める場合は、1サイズにつき約1mm分、地金(じがね)をカットします。逆にサイズを伸ばす場合は、1サイズにつき約1mm分、地金を足します。当店では、たとえ1サイズ伸ばしでも、地金を叩いて伸ばす事はしません。必ず、地金を足します。右の画像が地金を足した状態です。 |
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ロー付け | 前工程で切った指輪をロー付けしていきます。プラチナ・金・銀ともに、その素材にあった、ロー目(あとで黒くなったりするところ)が極力でないローを当店独自に製作し、ロー付けします。ちなみにロー付けの際の温度は、プラチナで約1600℃・金で約800℃・銀で約750℃です。 |
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サイズ合わせ | ここから、ロー付けの終わった指輪を削っていきます。まず内側から削り目的のサイズに合わせると、芯金(しんがね)という棒に指輪を入れ、足した地金もしくはローの部分をかなづちで叩き、ローを地金と馴染ませます。この時、絶対に指輪本体は叩きません。したがって、腕部分の元の厚さ・太さが変わることはありません。 |
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削り・成形 | サイズの確定した指輪を何本ものヤスリを使って削り、形を整えていきます。ここでよく、お客様にサイズを直したら腕が薄くなったと指摘されるのですが、サイズ直しした指輪が甲丸や平打ちリングのように、どの場所も腕の厚さが同じ形状のものではない場合、特に腕部分が下に行くほど絞ってあるデザインの場合、その部分に地金を足すわけですから、必然的に絞ってある部分が多くなり、どうしても腕が薄くなったと感じてしまいがちなのです。この状況を回避するには、「サイズ直し」よりも多少割高にはなりますが腕の部分をあえて太めに足す「腕増し」という工法をとる事によって、ほとんど回避出来ます。 |
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下仕上げ・研磨 | 成形の終わった指輪にサンドペーパーをかけ、専用の「バフ研磨機」を使い、徹底的に吟味した研磨材で指輪を磨いていきます。ただ、プラチナの場合、研磨の前にもうひと工程「ヘラかけ」という、プラチナだけの独自な工程が入ります。 |
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最終仕上げ | 研磨の終わった指輪を、貴金属専用の特殊な洗浄液で満たされた「超音波洗浄機」(機械そのものは、メガネやさんに置いてあるものとほぼ同じ)に入れ、研磨の際に付いた汚れ(研磨くずなど)を取り除き、全ての工程が終了します。ここまで、指輪1本につき、約10分で終わります。ただ、巨大な銀の指輪や特殊な形状の指輪はこの限りではありませんし、もっと特殊な道具であったり、特殊な技術を用います。今回の工程はあくまで「基本形」であることを、最後にお伝えしておきます。 |
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