VERY SHORT 2004

第6節 横浜FC戦
MAGIC」

…よかったんじゃないの?
勝ったわけでもないのに、試合後にそう思えるゲームというのは、
じつはあまりに少なかったりする。
コレといったウリの今季の札幌にとっては、いかにこういったゲームを数多く見せれるか…
それが今季の観客動員の鍵を握っている ← シビア(笑)

さて、立ち上がり直後にFKから失点するという最悪なパターンで幕を開けた今節。
どうやら右サイドの岡田が下がり気味にポジションをとり、
変則4バックのような形になっているようだが、それもこれも、いきなりの失点で、
馴染むもなにもなく、試合はただひたすらに流れていった。
高めに設定された横浜FCの最終ラインの網にことごとく捕まり、
オフサイドの山を築いていく攻撃陣。
すると次第に最終ラインでの横パスやら、中盤からのバックパスが増え、
柳下監督のアクションサッカーの『ア』の字もないような有様。
苦し紛れに繰り出す前線へのパスには誰も反応せず、
かなりのフラストレーションが溜まったまま前半は終了した。

ここで当然のように、前節同様、後半スタートから中盤の選手をいじってくるかと思いきや、
選手交代なしで、後半開始の笛がなった。
前半まったく攻撃の形を作れなかっただけに???だった訳だが、
これはいったいどうした事か?
柳下監督はMAGICでも使ったのかと思いたくなるほど、
後半は全く違う表情をみせる札幌の攻撃陣。
ボールポゼッションが飛躍的に高まり、ボールと人が動きながら、
横浜ゴールを脅かしていく。
すると、当然の流れだったのかもしれないが、
左サイドの市村がまさに値千金…おそらくは自身も一生記憶に残るであろう、
見事としかいいようのないGOALを決める。
積極的な仕掛けから鋭いカットインで横浜のディフェンダーを振り切り、
最後はバランス崩しながらも、華麗に横浜ゴールのネットを揺らした。
サイドこそ違え、00年厚別での浦和戦で魅せた田渕のGOALを彷彿とさせる見事なGOALだった。
当然、押せ押せの札幌はここから攻撃の手を休めることなく積極果敢に横浜ゴールを目指したが、
フィニッシュの精度が低く、なかなか逆転弾が決まらない。
逆転の匂いは確かにあった。あと髪の毛一本というところまで行っていた。
ただ、それに引き換え、CURVAのサポートはどうしたもんだか寒すぎた。
ここのところいつもなのだが、せっかくCURVAにいるんだから、声だしましょうよ!
サポーロ!だけでもいいですから、ロスタイムぐらい喉潰れるぐらい声だしましょう!
最後の最後、髪の毛一本分の力が選手に足りなかったとしたら、
髪の毛一本分ぐらいに力にはなれるかもしれない。
そう思えば、喉ぐらい潰れたって平気でしょ?
つう事で、頑張っていきましょう。

結局、逆転弾は生まれず、1−1のドローに終わった訳だが、
後半あれだけシュートを打って、入らなかったのだから、しょうがないです。
決めきれない甘さがあるのは否定できないが、
それでも、シュートまでいく形が多彩で、なかなか楽しかった。
前半との豹変ぶりには驚かされたが、こういった試合を続けることこそ、
今の札幌にとって最も大切なミッションだ。
今後も勝ちきれない試合が多々あるはず。
時には惜敗もするだろう。
それでも、今節のようなゲームがコンスタントに展開できるなら、
それほど悲観したもんじゃない。

試合後あちこちから、『まぁ良かったんじゃないの?』という声が聞こえたが、
そう…こういった、試合後に『充足感』があるようなゲームを、TIFOSIたちは求めているのだ。
昨季はほとんど味わう事のできなかった感覚。
それを魅せてくれるだけ、今の札幌は充分魅力的になりつつある。
今後の期待に胸を膨らませつつ、ドームをあとにした。
ただ、過度の期待は禁物だ。
足元をしっかりとみて、着実に進んで行きたい。

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