第38節 サガン鳥栖戦
「La Bombonera

 前節の広島戦に負けた時点で、新潟・広島の上位2チームとの勝ち点差は『31』。
 シーズン前には想像すら出来なかった凋落ぶりである。
 そしてこの日の相手は目下最下位の鳥栖。
 9位と12位の下位争い。
 『5ヵ年計画って何?明確なヴィジョン示せ!』と『悪は必ず滅びる』のダンマク対決。
 シーズン終盤、それぞれのチームのTIFOSIたちがフロントに対して思いをぶつける。
 そうせざるを得ない、これも現実。

 湘南戦ではあまりの無為無策ぶりに半ば呆れさせられたが、
 この日の札幌は序盤から明確な意図を持ってゲームを組み立てていた。
 縦へのフィードである。
 最終ラインの裏へ積極的にボールを放り込むことで、鳥栖の最終ラインがジリジリと後退していく。 
 そうなると当然バイタルエリアが広がる訳で、次はそこに札幌の中盤の選手が飛び込んでいく。
 見た目にはあまり華麗な攻撃ではないが、札幌の選手と鳥栖の選手の個人能力差を考えれば、
 これで充分得点の匂いはする攻撃だった。
 で、いきなりアンドラがGET GOAL!!
 これまでの鬱憤晴らしといった感じで、得点機には異様な盛り上がりを見せるCURVA。
 毎回毎回、くっだらねぇ試合を見せられながらも、懲りずにスタジアムに駆けつけたTIFOSIたちへの恩返しはやはりGOALに限る。
 が、この喜びも束の間、アンドラが村主にビンタをかましていきなり退場!!
 冷や水をぶっ掛けられたような衝撃に包まれるCURVA。
 ピッチ上にも少なからず動揺が走り、選手たちも混乱し始める。
 ここで同点にされると、一気に崩される…という危機感から、CURVAのサポートも熱を帯びる。
 ただ、アンドラがいなくなった事で、カウンター狙いというこれまたシンプルな攻撃に意思統一がなされ、
 札幌の守備陣が安定するのにはそれほど時間がかからなかった。
 前半終了間際には、お待たせしました!!のウリダのGOALが決まり、最高の形で前半を終えた。

 思い出すのがめんどくさいほど久し振りに、前半リードの状態で後半に突入である。
 当然、鳥栖は攻撃的にくるだろう…と予想はしたが、やはり序盤は押し込まれる時間帯が続く。
 苦しいながらもなんとか耐える札幌。
 が、66分に遂にネットを揺らされ1点差。
 こうなると俄然、鳥栖のゲームという様相を呈してくる。
 危機感がピークに達したCURVA。
 ここで始まった『VAMOS!! VAMOS!! SAPORO!!』のコール。
 空気感と勢いは、立派に『Bombonera』していた(笑)
 するとどうだ、『80分・岳也、83分・尽』と立て続けにGOALが決まり、思いがけずの大勝モードに突入。
 こうなると当然『VAMOS!! VAMOS!!』は止まらない。
 張監督の選手交代も冴ていた。
 鳥栖で怖いのは村主と8番のちっさい奴。
 このちっさい奴に左サイドが割られそうと見るや、この日好調だった和波をスッパリ切ってきた。
 この英断が札幌の2GOALの伏線だったように思う。
 で、果てしなく続く『VAMOS!! VAMOS!!』。
 一旦は『大脱走』なんかもやってみたが、「やっぱり今日はコレでょしょう!」ってんで、また『VAMOS!! VAMOS!!』(笑)
 最後の最後まで『VAMOS!! VAMOS!!』。
 賛否両論あろうが、こんな日もあっていいんじゃないかな…と思う。
 
 試合直後から掲示板やなんかで、『最下位に大勝したくらいで喜んでんじゃねえよ!』ってなカキコを見たりしたが、
 じゃあいつ喜べばいのよ?勝ったその日ぐらいバカ騒ぎしたっていいじゃん!って思うけどね。
 ま、人それぞれだよね。
 

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