第29節 アビスパ福岡戦
函館=観光!?」

 さて、毎年恒例の函館遠征である。
 片道4時間掛かろうが、ホームアイランド北海道を掲げる我が札幌にとっては、
 千代台も『ホームスタジアム』なのさ。
 
 天気予報は『普通じゃない雨』だとか ……… 最悪な気分。とりあえず、少しでも快適なドライブをと撥水ワイパーなんぞを前日に購入してみた。
 で当日、小雨まじりの札幌を出発。
 中山峠では視界100m以下の強烈な霧にヤラレたが、ここを過ぎると天気は回復傾向だった。
 もしかして!?
 という淡い期待が膨らむ。しかも、豊浦を過ぎたあたりだったかな?右手にはキレイな虹まで出現。完全な半円で!
 「そういえば、2000年の水戸戦だっけ?あの時もキレイな虹でてよね?」
 「そうそう!5点獲った試合でさ、その次の湘南戦でJ1に復帰したんだよね!」
 って、ひとしきり盛り上がった瞬間、その虹が忽然と消えた。
 あまりの見事さに笑えた。
 …天気はその後も持ちこたえ続ける。八雲あたりの海岸線では結構晴れ間も覗いてきて、『おおっ!』ってな感じだったが、
 大沼あたりから天気は急激に悪化。駒ケ岳も何処?な状態。
 しかも函館に近づくにつれて、雨は益々ひどくなる。
 もう諦めモード全開で千代台に到着したのだが、その頃になると天気はまたしても急転。
 いきなり夏の日差しが襲ってきた!
 寒さ対策と雨対策は万全だったが、暑さには完全に無防備。とかいいつつ、まずはハセストに直行して『ヤキトリ弁当』を (σ・∀・)σゲッツ!!
 ただ、あまりの激混みぶりで、必死にヤキトリを焼き続ける店の人が気の毒にも思えた。
 しかも「待ち時間は20分〜1時間です」とか言われても注文した人。試合開始に間に合ったのだろうか?
 ここで、偶然(必然?)にもお会いした、おどーれさんご夫妻と長話し←有意義な時間を過させて頂きました。
 
 試合が始まる頃には、千代台は完全無欠の晴天モードに突入。
 こうなると逆に、病み上がりの体調が気懸かりだったりする。
 試合が始まる直前まではCURVAの最中深部で飛びまくっていたのだが、試合開始と同時にわずかに避難←大人の判断(笑)
 コンクリ打ちっぱなしのCURVAには熱気が漂い、試合開始の笛が鳴る。
 が、いきなり秒殺!!!
 代表の試合で久し振りに秒殺見たなぁ…なんて思ってたら、目の前でヤラレた。
 これで札幌のゲームプランは崩壊→焦って攻めてカウンターを喰らう。
 というお決まりのパターンに陥りそうな気配。
 ただ、CURVAはやけくそ気味に熱かった。ガラガラのメインスタンドの屋根に反響したサポートがピッチに降り注いでいく。
 『ここまできて無様な試合をされてたまるか!』とでも言いたげだ。
 すると、砂川のシュートのこぼれダマを岳也が狡猾に押し込んで同点に持ち込む。
 狂喜乱舞して加速するCURVAのサポート。
 こうなりゃ押せ押せだ!という空気が千代台を包むが、ここからが続かない札幌。
 足元へのパスが繋がらない。
 フリーランが少ないからオープンスペースでボールを貰う場面もない。
 ただ時間だけが過ぎ去り前半を終了。
 
 後半に入ってもコレといった動きがないまま時間が流れていったが、60分に中尾がこの日2枚目のカードを貰った事でゲームは動く。
 やり場のない怒りをぶちまける中尾と、それに呼応するかのように騒ぎ立てる一部のサポたちで騒然となるなか、
 札幌・福岡の両ベンチが慌しく交代のカードを切る。
 あきらかに勝負を決めにくる福岡をなんとしてでも押し止めたい札幌は、猫の目のように選手のポジションを入れ替えながら必死の抵抗を見せる。
 これが功を奏したのか、しばらくは一人少ない札幌が優位にゲームを運んだ。
 札幌からすれば、この展開だと引き分けでも御の字である。
 CURVAにも『まぁ引き分けなら…』という空気が充満し始めた矢先!
 またしても福嶋に得点を許す。つか、あまりに見事に左サイドを崩された。まさにぐうの音も出ない失点だ。
 深い溜息で彩られたCURVA。
 試合終了までは諦めない…というのが不文律のCURVAだが、ここ数試合のCURVAは正直元気がない。
 最期まで振り絞るようなテンションが持続しないのだ。
 やはりCURVAに集うならば、CURVAの不文律だけには背いて欲しくないと思う…。
 終盤、曽田をFW投入するという昨季使いまくった荒業まで敢行したが、結果は力負け。
 しかも試合終了と同時に審判への「○ソ審判!」コールが起こる有様。
 確かに今野の微妙なプレーがあったりもしたが、負けた責任を主審にぶつけたからってどうにかなるもんじゃないだろうに…。
 どうしてもブーたれたかったら、選手に向けるべき。
 これは川崎戦からだが、試合後やハーフタイムにあれだけブーブー言ってた時期もあったというのに、この日も選手にブーイングはなかった。
 J1復帰を本気で目指すなら、もう引き分けすら許されない状況のはず。
 で、この日のふがいない力負けを、函館まできて見せつけられたのに、試合後は拍手のみ。
 もうJ1復帰は諦めた…という事なのだろうか???
 昨季、なにかと色々あった千代台。試合後はあちこちで熱い論争が起こったものだ。
 今季はもうそんな気力さえ失せてしまったかのように感じられた。
 負けることに『慣れて』きた。
 悲しいけど、これが現実…。
 
 試合後は一転、観光モードに突入。
 金森倉庫でぶらぶらした後『イカづくし』に舌鼓をうち、函館山からの『夜景』を満喫し、ラッピで『チャイチキ』のおみやを買う。
 礼文華峠で眺めた星空。天の川だって余裕で見えるさ。火星を探すのも一苦労なくらい星が出てたりする。
 ウチに辿りつ着くと、右足のふくらはぎがつってめちゃめちゃ痛かったが、試合で一騒ぎしたあと観光を満喫すりゃ、足ぐらい痛くなるわな…と(笑)

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