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2ndステージ第7節 清水エスパルス戦
「poor」
恥ずかしながら、今回の清水戦・日本平遠征が、札幌のアウェイゲームとしては初参戦となった。
ホームとは違った一体感があるといわれるアウェイ。
圧倒的多数を占める敵サポに気持ちでは絶対負けないようにと、「他人任せ」とは無縁のCURVA。
この感覚を存分に味わうことができた清水遠征だったのだが、試合の方はというと・・・あまりに酷いゲーム内容だったので、今回の観戦日記はほとんど旅日記になりそうだ。。。
試合の日の朝、羽田空港でおりりんとくっちゃんと待ち合わせ。
そこから京急で東京駅へ移動し、新幹線に乗り換えだ。ホームで新幹線を待っていると、「700系」の新型車両が滑るようにホームに入ってきた。自由席の切符だけに、まずは席を確保しようと新幹線に乗り込む。うまい具合に3列シートが確保できたので、ホッと一息つくのも束の間、今度は再びホームに降りて新幹線の先頭までホームをひた走る。
お気づきと思うが、先頭車両の記念撮影だ。といっても、こんなコトしたのは、高校の修学旅行以来かもしれない(笑)
KIOSKで、お茶とお菓子を買い込んで再び乗車。
新幹線が動き出せば、下車する静岡駅まではNON STOP。時間にして僅か1時間あまりの旅となる。
新幹線に乗ること自体、10年以上ぶり。しかもそれは上越新幹線だったら、東海道新幹線となると、これまた高校の修学旅行以来だ。あの頃は「100系」だったような。。。
などと感慨に耽っていると、新幹線はゆっくりと東京駅をあとにした。
車中、SAKUのお姉ちゃんが作ってくれたお菓子をパクつき、3人でワイワイとやりながら、車窓を流れる景色を眺めてみる。しばらくすると、富士山が見えるはずだ。
が、いつまでたっても、その姿が見えてこない!
白くモヤがかかったような東京の空だったのだが、神奈川を抜ける頃にはスッキリすると思っていたので安心していたのに、何処を探しても富士山がない!
確か右手に見えるはずだと思ったのだが、その稜線すら確認できなかった。なんとも残念。。。
いささかガッカリしながら、新幹線は静岡駅に到着。ここで在来線に乗り換え、清水駅へ移動。
ホームを降りて、駅の構外へ一歩足を踏み出すと・・・暑いっ!なんだこの暑さはっ!
ほとんど真夏の太陽と真夏の気温。
あまりの暑さにいきなり萎えそうになった(笑)
ここまで来ると、清水のゲームシャツを着込んだサポらしき人が大量に出現。そんな中にも札幌のゲームシャツを着込んだ人もチラホラといて、なんともホッとする。
あ、仲間がいるんだな・・・と。
ここでシャトルバスの切符を買って、いよいよ日本平スタジアムへ向かう事となる。その道すがら、道路の脇いたる所に「パルちゃん」の絵や「エスパルス」の文字が躍っているのを見るにつけ、清水がサッカーどころだという事を感じさせる。札幌の街中ももっと、コンサドーレ札幌の存在を感じさせてくれればいいのだが。
シャトルバスは20分ほどで日本平に到着した。結構な山道を登ってきたように思う。
時刻は午後1時をちょっと回ったところ。羽田空港からここまで、およそ3時間半の道のりだった。ただ、おりりんとくっちゃんは自宅から千歳を経由してきた訳だから、7時間以上掛かった事になる。ちょっと遠いかも。。。
スタジアムに着いたのと、ほぼ時を同じくして開場となったようで、スタジアムを取り巻いていたサポたちが雪崩れのように日本平に飲み込まれていく。僕らもちょっと迷いながら、アウェイ用のゲートを発見し、スタジアムに乗り込んだ。
初めてのスタジアムというのは、何故か興奮する。これは何処へ行っても同じだ。
日本平は二層構造になっていて、札幌のTIFOSIが陣を構えるのは2階のサイドスタンド(CURVA)。階段を登り、真夏の太陽に照らされたスタンドに到着すると、US一根暗な男(こちら参照)こと、Sくん発見。やはり知った顔があると落ち着くものだ。
日本平はサッカー専用スタジアム故に、ピッチが間近に感じられる。2階席から見下ろすアングルは、ドームのそれに似ているかもしれない。
そして、今日の一戦を待つピッチは万全の状態で僕らを・・・って、なんじゃあこりゃ!
眼下に広がるのは、見るも無残な日本平のピッチ。いたる所で芝は剥げ落ち、なんとか根ついている芝からは水分のカケラすら感じられない。
ここまで悪い芝は初めて見た。
これはプレイに大きな影響を与えることになるだろうと思った。そして選手が怪我をしないかと心配にもなる。
ただ、条件は清水も一緒だ。泣き言はいってられない。気持ちで乗り切るしか道はないのだ。
日よけも何もない2階席でじっとしていると茹で上がってしまいそうなので、ひとまず非難。
スタジアムのコンコースを探検。するとホーム側サイドスタンド下で、ドールくんもやっているメモリアルフォトと同じ要領の「こパルちゃんと記念撮影」が行われているのを発見!
こパルちゃんは小さかった。。。
スタジアム内にある飲食物はとても豊富で、正直羨ましい限り。
だが、散々迷った挙句、「焼きおにぎり」などという、珍しくもなんともない物を買ってしまった。ちょっと後悔。
案内所で売っている(タダではくれない)マッチデイプログラムに目を通しながら、また〜りと時間が過ぎるのを待つ。
そうしていると、時間はちゃ〜んと流れてくれるもので、試合開始まで30分となった。
この頃になると、札幌CURVAにも熱気が充満してくる。関東サポの皆さんもバスツアーで駆けつけてくれていて、CURVAは赤黒に染まっていた。
やがて選手のピッチ練習が始まる。
大きな歓声に包まれて最初に登場したのはディドと洋平。その後、フィールダーたちも剥げまくりのピッチに登場。
CURVAの歓声が一層熱くなる。
そして、両チームのスタメン発表です。とアナウンスが流れ、正面最上部。つまり、清水サポの上方に設置された大型ビジョンに「札幌・清水」両チームのスタメンが映しだされ、札幌のスタメン発表・・・となるはずなのだが、アナウンスの言葉が幾つか発せられた直後、それ以上言葉が続かなくなった。
???
おかしいぞ?と、あちこちからいぶかしむ声が聞こえ・・・あっ!
大型ビジョンに映った札幌のメンバーがデタラメもいいトコなのに気づく。
「1 GK サトウ ヨウヘイ」
はいいとして、その下に続くメンバーが、なんと背番号順。
「2 DF タブチ リュウジ・・・3 DF モリ ヒデアキ・・・4 DF コンノ ヤスユキ・・・」といった具合。
当然このメンバーには「マクサンドロ・ロブソン・コジマ ヒロミ」らが含まれており、芝に続くなんじゃあこりゃ第2弾だ。
この訂正にしばらく待たされ、ようやく正規のメンバー発表かと思いきや、個人発表での「7 MF 酒井 直樹」の表記が今度は「7 MF 坂井 直樹」で表示される。
第2弾までは失笑で済んだ札幌CURVAも、第3弾となるとさすがに大ブーイングの嵐。
ちゃんと仕事をしろ!と言いたい。
そんなこんなで、なんだか締まりのないままゲームに突入しそうになった時、「せっかくこんなとこまできたんだから、きた以上、やれるだけのことはやろう!」を合言葉に、スカスカだったCURVAもTIFOSIたちが中心部分に大集結。
いきなりパンチの効いたサポートが始まった。
サポの数は多いが声そのものには圧倒的なパワーはなく、響くのはサンバの乾いた太鼓の音。敵地に乗り込んだのにも拘らず威圧感をそれほど感じない清水側のサポートには、絶対負けないようにと、こっちは誰もが必死だ。
いつも以上に声を出し、いつも以上にサルトする。一人一人が、持てるものすべてを出し切らなければ、清水側の数による圧力に屈してしまう。
それだけはご免だ!
そんな、気合全開のサポートを繰り広げたCURVAだったのだが、試合の方はというと、冒頭にも記したように「あまりに酷い」ものだった。
試合開始直後から、とにかく元気がない。
清水の選手たちは水曜にナビスコを戦っているのにも拘らず、運動量で札幌を圧倒している。
札幌の選手たちが劣悪なピッチコンディションに戸惑っている間に、勝負を決めに掛かったかのような清水の猛攻。
前半開始から僅か8分。ゴール前でバロンに基点を作られ、アレックス→ペツェルと繋がってあっさりと1点献上。その僅か3分後、今度もバロンの折り返しをノーマークのアレっクスにきっちり繋がれて2点目を献上。
あまりに無様な失点劇。
とても前節、磐田相手にフルタイム耐えたとは思えない。まったく別なチームに見えた。
この2失点で戦意を喪失したのか、その後も集中力の欠いた雑なプレーのオンパレードが続き、攻撃の糸口すら見つけられない状態が続く。
20分過ぎには、バックスタンド前で酒井が尻もちをつくように転倒。それほど激しい接触があったわけでもなく、なんのことないプレイに見えたのだが、酒井は倒れ込むのと同時にベンチに「×」サインを出す。まさかこの時、酒井までもが山瀬と同じく靭帯を断裂していようとは、夢にも思わなかった。。。
焦らずじっくり治して、再びピッチに戻ってこれる日が一日も早く訪れることを祈るばかりだ。
札幌はここで、前節・磐田戦で活躍したま゛をバッサリと切ってきた。磯山に交代である。酒井の右サイドには、久々に公式戦のピッチに帰ってきた龍ちゃんが投入された。
「曽田・磯山・岳也」のスリートップ布陣でパワープレイに打って出たのは明白だったが、最終ラインから中盤にパスが繋がらないという、信じられない展開が続く。
逆に清水は、アン・ジョンファンを巧くおとりに使って、バロンのポストプレーを攻撃の軸に据えた。右といわず左といわず、精度の高いクロスがバロンに入り、札幌は防戦一方。
前半は見せ場すら作ることができず終了。
後半に入っても、攻撃のリズムがまったく好転しない札幌。
何度となく繰り返されるパスミスに、なかば「もうどうでもいいよ・・・」と言わんばかりの表情すら浮かべている選手たち。
清水の勝利を待つためだけの時間が、静かに流れていく。
札幌は最後のカードを切ってきた。健作に代えて、森山を投入。オグと森山のコンビに一縷の望みを託した。
健作が抜けた最終ラインには曽田が入り、そこから「とりあえず蹴っとけ」程度のロングフィードが最前線の磯山と岳也めがけて飛んでくるが、いかんせん精度が低く、決定的な場面は皆無。
そもそも、こうなってしまうと、オグを中盤に下げた意味がまったくない。
ボールはすべて、オグの頭上を超えていってしまうからだ。
確かに芝の状態は悪い。走るたびに履きあがる砂塵は、とてもサッカーのピッチとは思えない。まるで、最終レースの内ラチ沿いのようだ。
それでも、オグを中盤に下げている以上、やはり基点はオグだろう。と、思っていたが、試合が終盤に差し掛かると、曽田もそれに気づいたのか、縦へのロングフィードを封印し、まずはボールをオグに預けるようになる。
すると突然、札幌にリズムが生まれた。
オグがキープしている間に、岳也と磯山が積極的なフリーランニングを見せ、清水ディフェンダーのマークを外しにかかる。最終ラインの裏を狙ったパスも何本かあり、最大の見せ場はゴール前でのオグ→森山のホットラインが成立。
森山のヘディングシュートはキーパー真正面をついたが、CURVAが最高に沸いた瞬間でもあった。
だが、後半もロスタイムに入る頃、またしてもペツェルに決められ「3−0」。息の根を止められた。
この日第4弾の「なんじゃあこりゃ」は他ならぬ札幌だったのだ。。。
こんな試合を見てるのは、苦痛以外のなにものでもない。
一体なんのためにCURVAにいるんだ?こんな連中のために応援する意味があるのか?
自問自答を繰り返しながらのサポートだった。
応援することなんて止めてしまいたい衝動にもかられた。
それほど、チーム状態は最悪だった。
磐田に敗れた時点で札幌は燃え尽きてしまったのだろう。あれが、最後の抵抗だったのかもしれない。
試合が終わるのと同時に、正面の山陰に沈んでいった太陽のように、札幌も沈んでいくしか道は残されていないのだろうか。
バックスタンド後方で、清水の勝利を祝した花火が結構盛大に打ち上げられ、清水CURVAには「清水エスパルス公式応援歌」なるものを高らかに唄われた。
ここまでされると、普通なら多少なりとも屈辱感に唇を噛むものだが、今日の札幌のていたらくを見せつけられては、そんな気持ちも沸いてはこなかった。
自分でも驚きだが、それだけ酷いゲームだったという事だろう。
このあと、しばらく日本平に留まり、パルちゃん祭りを堪能したあと、すっかり夕闇に包まれた日本平をシャトルバスであとにし、「エスパルス ドリームプラザ」なる複合商業施設(マイカル小樽のようなもの)に寄った。
そこの2階にある「のみくい処 旬鮮房」というお店で、清水といえば!のマグロ丼に舌鼓を打ち(めちゃめちゃウマかった。伊東テルのサインが飾られていた)、再び新幹線で帰京(正確には帰横浜)した。
試合内容以外は結構楽しめた初アウェイだった。
アウェイならではの空気感。というのも体感できたし、札幌のホームにやってくるアウェイサポの気持ちもちょっとだけ分ったような気がした。
アウェイは一度行ったら病みつきになる!というのも分る気がする。
ここには、ここにしかないものがある。
それを知ったことだけでも、実のある遠征だったといえる。
ただ、最後にもう一度言おう。試合は最悪だった。
この試合で覚悟を決めた。。。

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