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サッカーコラム
「GAME REPORT SUPPLEMENT」 CODE:08

 守りきれなかった虎の子の1点。
 一度は見えかけたJ1昇格ラインが、再び霧にかすんだ瞬間でもあった。

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 札幌は、この1点をなにがなんでも守りきる…という意識が必要だった。
 にも拘らず、あまりにもあっさり同点になれてしまった。
 しかもお約束のセットプレーからだ。
 確かに、ゴール前でのマークがパラシオスに集中して、空いた選手にやられたというのが実情だ。
 ただ、伏線として、選手達はこの1点はJ1昇格を狙うなら『絶対に許されない失点』だという感覚があったのだろうか。
 今の札幌の攻撃力は、お世辞にも1試合で3点獲れるとはいえない。
 めちゃめちゃ無理して踏ん張って、2点が限界だろう。
 あれだけあったCK(15本)をシュートにすら繋げないのは、異常ともいえる。
 だからこそ、この1点は札幌のデッドラインだった。
 そういった意味で、ジョアンには後半突入と同時に、川口の1ボランチからビタウとの2ボランチに移行して欲しかった。
 チーム全体に、まずは抑えるという意識を持たる必要があったはず。
 もう1点狙いにいくのか、それとも抑えるのか…
 その迷いを抱いたまま、選手は後半に突入したことだろう。
 1ボランチというのは、ちょっと引っ張り出されると、バイタルエリアに広大なスペースを生んでしまう。
 ここを埋めるのは曽田か尽の仕事なのだが、スピードが命のこの作業を彼らに期待するのは危険極まりない。
 案の定、湘南は川口を引っ張り出して、生まれたバイタルエリアにMFをどんどん突っ込ませる戦術を執ってきた。
 ここで慌ててからでは遅いのだ。
 結果としては、そこを切りく崩されるうんぬんより前に、CKから失点してしまった訳だが…。
 ジョアンには常に先手を打って欲しい。
 今の札幌が後手を踏んだ場合、ゲームを立て直す頃にはゲームが終わってしまう。
 ピッチ上の選手はギリギリのプレーを続けているので、その辺はベンチワークでカバーする。
 そうやって、なんとか凌いでいくしか道はないのだから。

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